「あんた、最近ちょっとハゲてきてない？」
「お前、歯、真っ黄色だなぁ。」
「君、ちょっと足臭いよ。」
「なんか君はパッとしないよなぁ。」
などなど、何かしら体の事や、性格などを指摘されて、
ザクッと突き刺さって落ち込んだり、腹が立ったりした事があると思います。
でも、そういうふうにズバッと言ってくれる人のおかげで
私も自分を変える事が出来ました。
あの時、あの人達が自分をぶった斬ってくれなかったら、
今でも6畳1Kのボロ部屋で一人、性欲も寂しさも満たされず、劣等感に満ちて生きてるのが嫌になる生活を「リア充爆発しろ」とかボヤキながら老後まで送っていたかと思うと本当にゾッとします。
多くの人は言ってくれない
「この人、息が臭いなぁ。。」
「くちゃくちゃ音立てて食べるのホント嫌だなぁ。直せばいいのに」
とか、心の中で思っても、言いませんよね。
言ったら相手を傷つけてしまうでしょうし、嫌な奴だと思われてしまいますから、
基本的には、そういう相手の気になる部分があっても指摘できません。
たまに頑張ってやんわり指摘する人もいますが、
やんわりだと、相手も「大した事じゃないよね」と思ってしまって、
それを改善しようとしなかったりするんですよね。
逆に思い切りバカにしたり、強い口調でぶった斬ってくれると、
言われた本人は、すごくショックで傷つきますが、
悔しいので、それを治そうと行動し始めます。
治した結果、自分に自信が付きますし、
その人がいつも引き寄せられなかったものが、じゃらじゃらと入ってくるようになります。
言ってくれる人は神である
あなたの欠点を指摘してくれる人、
あなたが自分では気付かなかった悪いクセを指摘してくれる人、
こういう人は、あなたにとっては厄介者であると思いますし、
その時はあなたの自信を失わせるので、あなたの敵であったりもします。
しかし、先程も話した通り、指摘してくれる人は貴重なのです。
だって、その人が思ってる事は、他の人もきっと同様に思ってるけど、
言ってくれないだけ、我慢してくれてるだけの可能性があります。
その悪い部分を強く指摘して、恥ずかしい事だと認識させてくれる事で、
自分がそれを治す決意をさせてくれる、そんな人は神様です。
例えば、私の知人にも虫歯を治さない人がいます。
歯がボロボロで、見た目もとても汚いです。
もちろん彼女もいません。そりゃ出来ないでしょう、それではって思います。
周りが指摘しても、「歯医者が怖い。今更治すとなると大変。」とか言って放置してます。
本人もいつかは治さなきゃマズイ事は分かってるんですけど、やる決意が出来ないんですよね。
でも、ここで、例えば本人が好きになった子とか、本人と仲良くしてくれる女の子とかが現れて、そんな大切に思ってる子からそれを激しく指摘されたら、本人はショックで治すはずなんですよ。
今の本人は「歯を治したからと言って、それで彼女が出来るわけでもないし、給料が上がるわけでもないし、人生が変わるわけないじゃん」って思ってるんです。
でも実際は、その歯を治さないという小さな事が、恋人が出来なかったり、仕事に集中出来なかったり、人生がなんか噛み合わない原因に実はなってるんです。
「歯さえ治してくれれば、タイプなのに。。」
「あのボロボロの歯じゃ、得意先の仕事は任せられないなぁ」
とか、やっぱりそういう部分って本人が思ってる以上に判断材料に無意識レベルで入ってますから。
人間のDNAとねずみのDNAって97%同じという研究結果があります。
99%同じという研究もあるくらい
たった3%～1%の違いで、こうも違う。
そうたった1%を勇気を出して変えるだけで、
人生って激変します。
でも人間の脳って、変化を嫌います。現状維持しようとするんです。
なぜなら現状維持する事が一番安全で傷つかないでいられるからです。
現状維持する事が一番生存確率が高いと本能は思ってるので、
変化しようとすると、恐怖心を煽って変化させないように仕向けます。
「歯医者は怖いよ～痛いよ～お金もかかるよ～」みたいに。
でも、誰かがあなたに嫌われる事を覚悟でそれを指摘してくれて、
あなたに大きなショックが加わると、その恐怖心を超えるほどの
「変わらない方がもっと怖い、もっと辛い、もっと恥ずかしい」という思いが出てきて、
行動に移せるようになります。
だから、そういうふうに指摘してくれる人ってすごく大事なんですよ。
人の言う事を気にしすぎ、真に受けすぎなのも、良くないですが、
そういう人には「君、もっと自分を持ちなよ。真に受けすぎだよ。流されすぎだよ」っていう逆の指摘をしてくれる人がいるはずなので、それに従ってみれば変われます。
なので、今自分の人生がなんかうまく言ってない。なんか退屈でつまらない。
なんかパッとしない、給料も上がらなければ、恋人も出来ない、夢も希望もない、
人生に絶望している。。そんな時は、
あなたを傷つける発言をしてくれる人の言葉に従って、その部分を治してみてください。
治した時に「もっと早く治しておけば良かった！ありがとう！」って絶対思いますから。
PS.
私は、「そんなんだから彼女も出来ないんじゃん！」と、いつも卑屈でなんにもチャレンジしようとしない私をこき下ろしてくれた女の先輩のおかげで何でも失敗を恐れずチャレンジ出来るようになりました。海外生活を始めて英語がペラペラになったのも、国際結婚出来たのも、起業できたのも、あの時の先輩のこき下ろしがなかったら、絶対に起きなかった事です。
あれがなかったら、今でも安月給で夢も希望もない生活をボロボロのワンルームでしながら、ずっと彼女も出来ず、ひとり寂しくAVでも見ながら慰めながら「生きてるのつまんねぇなぁ」とか思いながら、劣等感にまみれながら老後まで送っていたのは間違いないです。
いつも優しく接してくれた大好きな先輩からこき下ろされた時は、本当にショックでめちゃくちゃ先輩の事を恨みましたけど、今では感謝しかありません。
指摘してくれる人っていうのは逆に大事です。
素直に聞き入れて改善してみてください。人生が本音で願ってた方向に動き出しますから。
