「なんか口の中がネギっぽいなぁ・・」
豚肉のネギ塩焼きを食べた後、仕事をしていたのですが、
なんか口の中に違和感を感じます。
でも、違和感はそんなに強いわけではないし、歯を磨きに行くのも面倒くさいので、
そのまま違和感は無視して仕事を続けます。
他にも、
「ああ、パソコンばっかりいじってたら、肩凝って首痛くなってきた。。一旦、スローコアピローやった方がいいよなぁ～」
*スローコアピローというのは、寝転がってストレッチする首コリ解消枕の事。
と思いつつ、中断してストレッチするのが面倒くさく感じるので、
そのままパソコン作業を続行します。
すると、今度は首の痛みが悪化して、頭痛がしてきます。
「ああ、頭も痛くなってきた。頭痛薬飲んだ方がいいかなぁ。。でも薬飲むのもなんか面倒だなぁ。そこまでしなくていいよなぁ。。」
とさらに放置します。
さて、どちらも私は自分の本音を偽った行為をやっています。
本当は口の中がイガイガするから、しっかり糸ようじして、さらに歯を磨きたいなぁと本心では思ってるのです。でも面倒くさいから、本心は隠して、それをやらずにやり過ごします。
本心では、首が痛くなってきたら、エクササイズしないと偏頭痛になったり、気持ち悪くなったりする事が分かってます。
だから本心では、ちょっと肩や首に違和感を感じてきたら、一度立ち上がってパソコンから離れ、リビングに行ってカーペットに寝転がって、スローコアピローエクササイズをやって、肩と首をリセットしたいのです。
でも、一度立ち上がって、その5分間のエクササイズをやるのが面倒くさいので、
「まあ大丈夫だろう」と自分を騙し騙しパソコン作業を続行します。
そして、後で偏頭痛になったり、吐き気がしたり、次の日まで首が痛くなったりして後悔します。
自分を騙してると本音が分からなくなる
で、これらの行為の一番何が悪いのかというと、
「本音、本心」が分からなくなってくる事です。
こういう自分の気持ちに嘘を付く事になれると、
どんどん自分の本音が分からなくなっていきます。
自分の本音が分からなくなると、
自分が本当は何をしたいのか、
どうすれば幸せな毎日を送れるのか、
- 自分のやりたい事って何だろう？
- 将来どうなりたいんだろう？
- 自分の幸せって何だろう？
- どんな人生を送りたいんだろう？
そう考えとき、頭の中が真っ白で、何も思い浮かばなくなります。
子供の頃は、いろんな夢が思い浮かんだはずですよね。
あれが欲しい、これをやりたい、こんな人に将来なりたい。
人生って何なんだなんて考える必要すらなかったほど、
やりたい事があったはずなんです。
しかし、本心、本音を偽る行為を繰り返していると、
本音がなんなのか分からなくなって、自分が空っぽに感じてきます。
アイデンティティ・クライシスという奴で、
自分がなんなのか？何のために生きてるのかが分からなくなってくるわけです。
本音を見つけ出せ
自分が分からない。やりたい事も分からない。将来の夢も見つからない。
何のために生きてるのか分からない。
こういうアイデンティティ・クライシスになると、
幸福感を感じなくなっていきます。
赤ちゃんも、何か気持ち悪い事が起こるたびに、オギャーと泣き始めますよね。
親は「何が気に食わないんだ？オシメを交換して欲しいのか？腹が減ったのか？温度が暑いのか？」と、その赤ちゃんの本音を必死で泣き止むまで探しますよね。
それと同じで、本音を放置していると、本音はギャーギャー泣き出します。
でも大人になると心の一角に防音室を作って、そこに本音を閉じ込めて、
泣き声が聞こえないようにしてしまいます。
そして本音が分からなくなり、心が空っぽ、自分って何のために生きてるんだろう。
生きてるのがなんかしんどいなぁ。。人生つまんないなぁ。。でもやりたい事もない。
という状態になっていきます。
これがとことんまで行くと、過労死したり、電車に飛び込んだりみたいな事が起こるわけです。自分を偽りすぎて、疲れすぎてしまい、でも本音が分からないので、
どうしていいか分からなくなってしまうわけです。
そうなる前にまずは本音を見つけ出して、
本当は自分はこうしたかったんだを思い出す必要があります。
本音を見つけ出すためには、まずは些細な本音に気付いてあげる事です。
本音の見つけ方
本音を見つけるために、自分の中にある違和感や気になってる事に注目してください。
最初に例に出したように、
「口の中がネギ臭くて、気持ち悪いなぁ」と思ったら、
「それを解消したい」というのが本音ですから、
それを我慢するのではなく、
素直に今すぐ歯を磨いたり、糸ようじで掃除して、その気持ち悪さを解消するんです。
例えば、ご飯を食べた後に食器を洗わないで、毎日シンクに積み上げているとします。
内心では「汚らしいなぁ。。綺麗にしたいなぁ。。」と思ってるんですけど、
ここでも「なんか面倒くさいなぁ。。」と面倒くさいという本心ではない思考が顔を出してきます。
「面倒くさい」「時間がない」「今やる事じゃない」とか、何か思考が出てきたら、
「あ、思考が出てきた」と気付いてください。
そして、本音、つまり「シンクを綺麗にしたい」という気持ちに従って、
手を動かしてみましょう。スポンジを手にとってみましょう。
そうしたら、洗い始めてます。そして綺麗なシンクに戻って、気持ちがすっきりします。
こんな感じで、なんだか気になるけど、放置している事をまずはやってみましょう。
段々と本音が分かってきます。
そして例えば洗い物って本当に面倒だなぁ。。本音ではやりたくないんだよなぁという気持ちになってきたら、食洗機を買う、家政婦を雇う、面倒くさくないと感じる食器洗いアイテムを探すなど、解決策を探してみましょう。
そうやって、些細な事で良いので、本音に従うんです。
虫歯を治さない知人
例えば、私の知り合いにも、
歯が虫歯で覆われている人がいるのですが、
本音では絶対に歯医者に行って全部治したいのです。
歯は痛いし、頭痛はするし、
毒が血液にもまわるかもしれない恐怖もありますし、
周りにも変な目で見られて、異性からも好かれない。
だから本音では治したいのに、
「虫歯治療痛かったらやだな」とか
「診療怖いな」とか
「なんか歯医者に文句言われたらいやだな」とか
「治療費高額だったら嫌だな」とか
「面倒くさいな」とか
言い訳ばかり考え続けて、その本音への一歩を踏み出さないのです。
一秒でも早く治した方が治療の量も少なく済むと分かっているけど、
本当にもうダメだってとこまでならないと、こういう人って治さなかったりします。
治せば人生変わりますし、治した後、絶対「もっと早く治しておくべきだった」って思う事が分かってるのにです。
こういう本音を偽る事をやめて、勇気を出して変化への一歩を踏み出してください。
最初の一歩が一番エネルギーを使いますし、一番怖い、一番辛いと感じる部分ですが、
その一歩さえ踏み出してしまえば、後は自動操縦状態で勝手に人生が良くなっていきます。
本音を偽る3つの言葉
本音に従うエクササイズをしていると、段々と幼少期の時のように、
やりたい事が分かってきます。将来の夢も出来てきます。
人生ってなんなんだろうなんて考える暇もないくらい、やりたい事に満ちてきます。
特に私もそうでしたが、本音を偽る言葉ベスト3として、
「面倒くさい」「お金がない」「時間がない」
の3つがあります。
特に先程の歯医者のように、新たにお金がかかるって時は、これからの人生に影響が出そうで怖いのは分かります。
でも、お金もなんとかなると信じて踏み出せば、人生は絶対に良くなります。
例えば虫歯だったら、健康保険も効きますし、
高額医療費控除などの負担を減らせる制度があったりします。
そういうふうに、お金もいろいろと調べてみるとなんとかなったりしますし、
実際にそういうふうに自分を変えようと決意して動き出すと、5次元の力が働いて、
不思議とお金もなんとか回るようになります。
本当に不思議なんですが、
「お金はなんとかなる。大丈夫だ」って思って踏み出すと、
本当になんとかなるんです。
だから、恐れず本音に従って踏み出してください。
本音と偽りの見分け方
本音は普段の行動に隠れています。
特に「がまん」の行動の裏にです。
「暑いなぁ」と思ったら、素直に薄着に着替えてみる。
窓を開けてみる。扇風機やクーラーを付けてみる。
逆に、「暇だからスマホのゲームでもするかぁ。テレビでもみるかぁ。。SNSでもチェックするかぁ」というのは、本音ではない事が多いです。それはただのクセです。
なので、やりたくもないのに、なぜかやってる事というのも、やめるように心がけてください。そしたら「時間がない」も解決していきます。
例えば、SNSで周りの友達の写真にLIKEボタンを押す事なんて、最初は好きでやってたかもしれませんが、段々と作業(仕事)になってきてたりしませんか？
それは本音では「もうやりたくない」なので、本音に従ってやめるんです。
常に本音に従ってください。
本音があなたを死人の人生から、生き生きとした人生に復活させます。
