親に認められる必要はない。認めて病があなたを底なし沼へ。

「親の期待に答えよう」「親を越えよう」「親に自分のすごさを認めさせよう」「立派になって親孝行しなきゃ」「自慢の息子、娘にならなきゃ」

こんな気持ちって誰にでもあると思います。

やはり、一番身近な存在であり、子供の時からずっと生き方を自分に教えてきた先生のような存在なので、どうしても意識してしまうのは分かります。

でも、その親を意識する気持ちが強すぎる人は、
親という亡霊に取り憑かれているようで、生きてるのが辛くなっていきます。

例えば、あなたが親に一人前と認められたいと思って、
しっかり仕事して、収入も増やして、結婚もしてと、
世間様に立派に見られるようになったのに、

親と合うと、注意や助言ばかりされて、
「どうすれば親は自分の事を認めてくれるのだろう?」と
いくら頑張っても、認められない気がして辛い。。なんて事があるかもしれません。

本当は、幸せで楽しい人生なはずなのです。
その親に認めれられたい、親孝行な存在でありたいという気持ち(承認欲求)がなければ。

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親に認めてもらうのではない

あなたは、親に認めてもらう必要はありません。
というのも、他人に認めてもらえてると感じるかどうかというのは、
あなた自身が決めている事だからです。

例えば、あなたが立派な会社に就職し、立派な家を建てたとしましょう。
自分では、親にこれで認めてもらえると思ったけど、
実際は、全然褒めてもらえるどころか、注意ばかりされる、心配ばかりされる。

あれ、全然認めてもらえてない。。

いいじゃないですか。認めない人というのは、何をしても認めないのです。
親だってプライドがありますから、子供に越えられたなんて思いたくありませんし、

子供が心配いらなくなってしまったら、
親として頼られてる感という満足感を
あなたから得られなくなってしまうので認めないのです。

だから、認めないし、心配する事によって、
「まだまだ親ヅラできる」と親は自分の承認欲求を満たしているのです。

もしくは、認めている部分も実際は口にうまく出せないだけって場合もあります。

逆に「よくやってるな」と親に褒められても、「いや、内心絶対に認めてない」と
素直に受け取らず、もっと認めて欲しいとキリがない人もいます。

そう、こういう認めた、認めてないって、そんなの相手の本音は分からないのですし、
これで認められた、認めさせたという基準もないので、キリがないのです。

親との比較ではなく。。

大事なのは、親との比較ではないのです。

過去の自分との比較です。

過去の自分より人間的に成長出来ているのか?
ここが大事です。

例えば、「親に認めて欲しい」っていうレベルを卒業し、
「親は親、自分は自分。これからは自分の人生を精一杯楽しく生きよう」

こう思えるようになったら、成長出来てる証拠です。

親も人間なのです。神ではありませんし、あなたと同じように、
人生に迷い、自分の人生を精一杯生きてる一人の人間です。

親も親で「子供に情けない親だと思われたくない」とか
「世間様に恥ずかしい親だと思われたくない」とか必死ですし、

あなたと同じように、誰かに認めてもらいたいと思っているのです。

だから、あなたが「認めて、認めて」と必死になると、
向こうも「こっちこそ認めてよ!すごいって言ってよ」と返ってくるのです。

そんな「認めて合戦」をしてても疲れるだけですから、
親に認めてもらおうなんて思う事自体をやめて、親と比べるのもやめて、
自分らしい生き方、自分の価値観で考える自分の人生というのを追求していくんです。

親の価値観で生きない

何かを決める時に、必ず親の教えが一瞬よぎると思います。

例えば、ローンを組もうと思った時に、「ローンなんて絶対ダメよ」と教えられてきたのなら、「親がそう言ってたから、間違いない」と思って、その教えに従ったりすると思います。

その心理の裏側には、

「親に怒られたくない」「親に嫌われたくない」「親に軽蔑されたくない」みたいな気持ちがべったり貼り付いています。

でも、ちょっと待ってください。あなたはもう子供ではないのです。
自分で自分の生き方は決めればよいのです。
いちいち親の顔色を伺いながら生きるのはやめましょう。

もっと本音に従って、親の教えは関係なしに、
自由に自分の選びたいと思った選択肢を選んでください。
そこに親の考えというのを介入させないでください。

というのも、親は神ではないのです。
もし、親の生き方があなたの理想の生き方なら、
親の理論を取り入れるのは良い事だと思います。

しかし、親と同じ生き方はしたくないのなら、
親とは違う選択をしないと、親と同じになっちゃいますよね。

自分らしく生きる、親は関係なく自分の本音で生きる。これをやっていれば、
もう疲れません。

まとめ

  • あなたが「認められたい」と思えば思うほど、親も親として子に認められたいと思う。認めてくれの不毛な押し付け合いは疲れるだけ。
  • 親は神ではない。あなたと同じように人生を迷いながら生きてる一人の人間
  • これからは、親の考えを挟まず、自分の意見で生きる。これが真の自立であり、真の幸せ
  • 親が理想的な生き方なら親を真似ればいいが、そうでないなら、むしろ取り入れない事が大事。
  • 親と比較しない。他人とも比較しない。過去の自分と比較して成長しているかが大事。

「嫌われる勇気」という言葉がありますが、
あなたも、無理に親に好かれようとする必要はありません。嫌われたって良いのです。

あなたと親の意見が違うのであれば、それは仕方ない事です。
ジェネレーションギャップもありますし、生きてる人生、価値観も違うのですから。

だから、お互い「私の意見を認めさせよう」みたいになる必要はないのです。
お互い自分の理想に向かって、自分の価値観で生きればいいのです。

そして、お互いの価値観を否定しすぎず、
応援できる部分は応援してあげる。それでいいじゃないですか。

認めてもらおうという行為自体がエゴであり、そしていくら認めてもらっても「もっと認めてくれ」となってしまう、永遠に満足できない行為なので、そんなものは一秒でも早く捨ててスッキリした気持ちで人生を楽しく生きていきましょう。