昔の私はとても気弱で臆病でした。
でも、今は逆にとても強いと自負しています。
それでも、日によっては、
なんだか落ち込んだり、弱気になったりする事もあります。
ああ、自分はやっぱり気持ちが弱いな、どうすればこの弱気な心、
臆病な気持ち、すぐ諦める心の弱さ、すぐ凹む心の弱さを強くできるんだろう。。
そんな事を思い、
必死にいろんな心理学の本や講座、サイトを読み漁るのですが、
やっぱり不安は拭えません。
そして、もうお手上げだぁ~どうにもならん。やっぱ駄目だ~。もうわからんわ~。
って状態になって、頭の中を空っぽにして、完全に降参した時です。
降参したら、突然降ってきたのです。
「いや、強くなろうとするんじゃなくて、もともとお前は強いんだよ」と。
そう、自分が弱いというのは、思い込みなのです。
弱いと思い込んでいるから、弱い所探しが始まって、
過去の失敗経験を掘り返して、
自分はやっぱり弱い人間なんだという確証探しをするのです。
逆に自分が強気になれた時や、勇気が出た時、
物事がうまく行ってた時期というのもあるのです。
なぜか?それは、自分が本当は強いからなのです。
そうやって、もっと強くなろうと、
心を強くする方法を必死で探してる自分、
そんな向上心のある自分も強い心だから、
そうやって行動できるんだという事に気付けた(というか、思い出した)のです。
人間の中には、もともと弱い自分もいれば、強い自分もいるのです。
自分は強いと思ってる時は、強い自分が前に出ます。
逆に凹む事があったりして、自分は情けないと思っていると、
情けない自分が前に出て、そういう自分を演じるのです。
いろんな自分が元々精神にはいるのです。
強くなる方法を探すのではなく、自分の中にいる強い自分を
一番前に引っ張り出すだけで、強い自分が戻ってくるのです。
もちろん、もっと強くなろう、もっと成長しようと
勉強したり、訓練したりする事も効果はありますし、
素晴らしい事なのですが、
一番大事な事は、「ああ、自分はもうすでに強かったんだ」と気付く事が大切なのです。
そうすると、ぐわっとエネルギーが湧き上がってくる感覚を感じる事が出来ます。まるで、自分の中に眠っていた気が開放されるような感覚です。
気持ちが先に開花すれば、現実も付いてくる
例えば、「自分は貧弱だから、筋トレして強くなろう。」と思っているとします。
これも、「自分は弱い」って思いながら筋トレすると、なかなか成長しません。
というのも、弱い自分のセルフイメージを維持しようと、本気を出さないように脳が調整するのです。
なので、先に「実は自分はもともと強かったんだ」と思い込む事が大事です。
この際、他人と比べるのはやめましょう。
他人と比べると、必ず自分より強い人は沢山いるので、「やっぱり弱いわ。。」ってなって、しょげてしまいます。
そうではなく、今までの人生を思い返してみて、自分はこんな事が出来たな、っていう事を思い出してみると良いです。
また、何の根拠がなくても良いので、自分は強いんだと信じてみてください。
信じながら筋トレすると、本当に結果が付いてきます。
そう、気持ちが先なのです。気持ちが先に出る事で、
リミッターが外れて、結果が出るのです。
これ、勘違いしないで欲しいのは、「自分はもう強いから、筋トレしなくていいや」みたいな事ではないですよ。「強いからこそ、修練して当たり前だし、もっと強くなれる」と考えるわけです。
実際、スポーツ選手ってそうじゃないですか。自分は強い。大会でも結果出してる。じゃあもう練習しないのかってそんなわけないですよね。もっと強くなれる、もっともっとすごくなれると思ってトレーニングするわけです。
強いからこそ、これくらいのトレーニングこなせて当たり前だよねって気持ちでやるわけです。
だから、精神的に自分は臆病だな、小心者だなと思っている人も、
そう思ってるから、そういう行動になるだけで、
自分は度胸があって、なんでも出来る奴なんだ。それが最近は後ろに引っ込んでしまってたけど、そうだ、そんな強い俺は、心の中に、すぐそこにいたんだ。なんだ、そこにいたんじゃないか、本当の自分。強い俺/私!
と気付いてあげれば、そういう行動が自然とできるようになります。
これが、気持ちが先、行動が着いてくるという事なのです。