「私、今好きな人がいて、段々といい感じになってきているのですが、ここから進展がないんです。でも、私から告白はしません。」
先日、そんな話を聞きました。
え?なんで「自分から告白しない」と勝手に決めてしまっているのでしょう??
まあ、告白という手段が相手との距離を縮めるのに有効か無駄かというのは、
その時の状態によって全然違うので、ここでは告白する事が良いのかという部分は置いておいて、
私が思ったのは、「マイルールで縛ってるから、うまく行ってないんだな」という事です。
あなたも持ってるマイルール
人はみんな謎のマイルールを抱えています。
例えば、
「私はお酒は飲まない。たばこは吸わない」
「俺は風俗にはいかない。あんなのに行くのは汚れている。」
「私は付き合って〇〇ヶ月は肉体関係は結ばない。結婚するまでしない。」
「僕はスマホは使わない。あんなの流されてるだけだ。断固ガラケー!」
「私は〇〇は食べない、〇〇はしない」
こういうふうに、別に法律で禁止されてない事まで、
「〇〇はしない」と自分の謎の価値観で決めて、それをしないようにしています。
いや、別にあなたが嫌いな事をやれと言ってるわけではありません。
私もタバコは好きではないので吸いません。
でも、本音では、心の片隅では、「やってみたい」とか「なに意固地になってるんだろう」って思ってるのに、やってない事ってあると思うんです。
で、そういうふうに、本音よりマイルールを優先するから、
あなたの願いは叶わずに、チャンスをミスミス逃すわけです。
例えば、最初の「自分からは告白しない」という謎のポリシー。。
きっと、過去誰かに言われて「女から告白するのはダメ」っていうマイルール、価値観が出来てしまったのでしょう。
でも自分からアタックしていけば、確実に進展しますよね。
この人が自分のポリシーを優先しているうちに
お互いの気持ちが離れていってしまったり、
「自分からアタックするの全然OK」なポリシーを持った女が現れたら、
その女に取られてしまうのは間違いないわけです。
例えば、私の妻も、昔は「婚前交渉はダメ」という母の教えを頑なに守っていたそうです。
そうしたら、付き合う男はみんな自分を捨てて他の女の所へ行ってしまったと(笑)。
そりゃそうでしょうと(笑)。
そう、すごくもったえないんですよ。
自分の意地、マイルール、ポリシー、プライド、
こういったものって、本音とは対極のモノと言えます。
本音ではやりたい、本音では欲しいと思っているのに、
それを無理やり「ルールなんだ」と言って、捻じ曲げてしまう。
それでは、本音で欲しいものが手に入らなくて当たり前なのです。
流されたくない、迎合したくないという意地、プライド
例えば、未だにガラケーを使っている人。本当はスマホに変えた方が周りとも円滑に連絡が取れたり、Googleマップで道に迷わなくなったり、WIFIが使えたりして、そろそろ変えた方がいいって事は本人も重々承知しているわけですが、
「俺は流されない」みたいなプライドでなかなか変えられなかったりするんですよね。
本当は心の中でいつも「そろそろ変えないと~」って分かってるんですよ。
分かってるけど、変えてしまうと、手にひら返したみたいとか、流されたみたいとか、
変な「負けた感」を感じる気がして、意地になっても変えないみたいな。
でも、実際変えちゃうと、そんな事感じる暇もないくらい嬉しさがこみ上げてきます。
ああ、自分もこんなに便利なものが使えるようになったんだ~。
え、君まだガラケー使ってるの?絶対変えた方がいいよ!とか、
昨日までの自分とは真逆の事を言うようになります(笑)。
負けた感とか、流された感なんて、実際やってしまえば感じません。
例えば、私の妻の母(義理の母)も、「できちゃった婚なんて一家の恥だ!」みたいなマイルールを持っていて、実際に、息子さんと彼女ができちゃった時は、それはそれはカンカンで、息子さんにすごい冷たい態度を取っていました。
でも事実を受け入れて、早急に結婚式を執り行い、
そして孫が生まれると、もう全然そんな態度は無くなり、
孫がいる人生サイコー!みたいな状態に激変してました(笑)。
息子さん夫婦とも仲良く一緒に住んでいて、
息子さん夫婦が共働きしている間、いつも孫の面倒を見ています。
もう出来ちゃったとか、そんな事はどうでも良いのです。
マイルールなんか捨てて、受け入れてしまえば、望んでいた方向へ行くわけですよ。
これを意地になって「あんな息子知るか!」みたいになってたら、
自分も誰も得しないわけです。
そう、マイルールとか、意地とか、プライドとか、ポリシーとか、
そういうのを優先すればするほど自分が苦しいし、惨めになっていくだけなんです。
本音に従えばいいだけなんです。
親のルールも破れ!
また、親から叩き込まれたルールなんかもその最たるものです。
確かに未成年の間、親の世話になっている間は、
親のルールに従って当然だとは思いますが、
自分で自分の責任が取れるようになったら、
親のルールなんて関係ありません。
親になんと言われようが、
自分が本音でやりたいようにやればいいし、
自分が本音で生きたい人生を生きればいいのです。
だから反抗期って大事だと思うんですよ。
親にどっかでちゃんと抗う期間を設けておかないと、
いつまでも親の呪縛に呪われる人生に(いわゆるこじらせに)なっちゃうわけです。
で、段々「親の育て方のせいで自分の人生は台無しになった!」となってきて、
親を恨むようになってきたりするわけですが、
親を恨むのは結構ですが、
恨むよりも、さっさと親のルールを捨ててしまいなさいと。
そんな恨めしい、自分を幸せから遠ざけてる親のルールを
なんで今でも適用してるんですか?という話なわけです。
そう、さっさと今すぐ手放してしまいましょう。
ルールを破ったら嫌われる?一度嫌われたらいいじゃないですか、
あなたを奴隷のようにルールに縛り付けてる毒親なんですから。
むしろ嫌われた方がスッキリして前に進めませんか?
心配しなくても、そんな簡単に縁なんて切れませんけど、
さっきの出来ちゃった婚の話のように、最後はうまく折り合いが付きます。
むしろ親の呪縛から開放されてない方がマズイ。
ずっと親を恨み、ずっと自分の人生を恨むようになるので。
マイナスのエネルギーを渦巻かせて、
本音では思ってない事ばかりにエネルギーを発散するようになります。
そんな人生より、自分の本音で歩みたい人生を生きましょう。
何かうまく行ってない事があるのであれば、
本音に背いているマイルールを疑ってください。
くだらないマイルールを捨てた時、
気持ちいいほどにあなたの願望が叶っていくようになります。