耳を疑いました。。
私が中学生の時です。理科の先生が、授業を始める前に、前日放送されたとんねるずの皆さんのおかげですの事を出し、「いいよな~。俺だって、水着のねーちゃんとくっちゃべってるだけで金もらえる楽な仕事してーよ」って言ったんです。
確かに、その日の前日、とんねるずの番組では、今は無き東京マリンというプールでのロケで、恐怖のウォータースライダーをいろんな人が罰ゲームで滑るみたいな企画をやっていました。
でも、私はその理科の先生(おっさん)の一言を聞いて、中学生ながら「この人正気か?マジでそんなふうに思ってるのか?」とビックリしました。
だって、芸人さんって、確かに水着のねーちゃんとくっちゃべってる時もありますけど、罰ゲームで虫食わされたり、ドッキリで突然落とし穴に落とされたり、恐怖のウォータースライダー滑らされたり、それでいて視聴者にウケる事を常に言わなければいけないわけで、かなり精神的にも過酷な仕事と言えます。さらに視聴者からも批判がきたりするわけで。。
それを「ねーちゃんとくっちゃべってるだけで金がもらえる仕事」としか見れてなくて、自分の理科を生徒に教える仕事よりはるかに楽で楽しい仕事だと言って、自分の仕事の愚痴を生徒に言うのだから、いろいろとこの人大丈夫か?と中学生ながら思ったのを覚えています。
しかし、この先生は、自分のやりたい仕事の見つけ方を教えてくれているとも言えます。
やりたい仕事の見つけ方
あなたは「自分が本当は何をやりたいのか分からない」と悩んでいますよね。
今の仕事、なんか合ってないなぁ。なんか燃えないなぁ。なんかもう飽きたなぁ。
とりあえず生活費は稼げるけど、なんか自信に繋がらないし、成長してる感もない。
俺/私、このままでいいのかなぁ。。
そう感じていてこの記事にたどり着いたと思います。
もしくは、あなたが今進路に迷っている学生さんなら、
「やりたい事分からないけど、とりあえず福利厚生がまともで就職できる所探そうかな」という感じかもしれません。でもそれで本当にいいんだろうか?後悔しないだろうかって心配していると思います。
「本当に俺/私はこの仕事をやればいいんだろうか?この仕事を続けてていいんだろうか?これが本当に自分がやるべき仕事なんだろうか?もっとやりたい事ってあるんじゃないだろうか?」
で、そうやって、自分が本当にやりたい仕事ってなんだろう?って考えて思い浮かばない時は、
- ずるいな~
- いいな~
- 羨ましいなぁ~
と思った人がやってる事、それが本音であなたがやりたい仕事なのです。
理科の先生だったら、とんねるずみたいなタレント業を本当はやりたいと本音では思ってるわけです。
例えば、
「いいなぁ、Youtuberって。ゲームの実況とかしてるだけで、お金入ってくるなんて最高じゃん。遊んでるだけでお金持ちって最高じゃん。」ってもしあなたが羨ましく感じてるなら、
それがあなたがやりたい仕事です。
「経営コンサルタントってずるくない?自分でビジネスやってるわけじゃないのに、アドバイスするだけでお金もらえるってずるくない?」って思うなら、あなたは経営コンサルタントに憧れてるという事です。本当はそれをやりたいと思っているのです。
「仮想通貨で億り人?FXや株で一攫千金?いいよな~不労所得じゃないかよ、ずるいよなぁ~。俺だって働きたくないよ~。」って思ってるなら、あなたは投資家になりたいのです。
そう、やればいいじゃないですか、Youtuberでも、コンサルタントでも、投資家でもなんでも。
だってそれがあなたが本当はやりたい事なんです。
羨ましく思ってるって事は本当は自分もそうなりたいのです。
ずるい~って思ってるって事は、本当は自分もやりたいけど、
我慢してるからそう感じるわけです。
実際、ずるい~って思ってる人達もあなたが知らないような大変な思いをしていたりします。
投資家だって、みんな最初は負けて辛酸をナメてるから、それから真剣に勉強して腕前が上がっていくわけです。
でも、それが楽しい事であれば続けられるのです。好きな仕事なら苦行に感じないのです。
だから、それをやってみれば良いのです。
やれば、あなたもなりたい自分になれます。
取りあえず出来そうな奴をやってみる
いいな~と思う仕事の中でも、自分が今すぐ出来そうなものから始めてみればいいんです。
例えば、Youtuberだったら、自分のスマホでとりあえず撮影開始できますよね。
他にも投資だったら、少額を使って実際にやってみる事も出来ます。
専門的な知識や技能が1から必要なものは、始める一歩を踏み出すのが大変だと思いますが、
そこまで踏み出す勇気がないのであれば、とりあえず今の自分でも始められそうなもので、
「いいな~羨ましいなぁ~」と思う奴をやってみれば良いのです。
挫折してもまたやりたくなる!
本当にやりたい仕事に出会うと、何度かその道を挫折して諦めても、また「やっぱやりたいなぁ」と思って、その道に戻ってきます。
なんか分からないけど、またやりたくなる奴というのが、あなたのやりたい仕事です。
また、その道の勉強や修行が苦に感じないもの、これもあなたのやりたい仕事と言えるでしょう。
成長しなくなったら終了
なぜ今やってる仕事がなんだか飽きてきたり、自信を持てなくなるかというと、
その仕事ではもう自分は成長できない、進化できないと感じてるからです。
人間皆、本能的に「成長したい!」という欲求を持っています。
例えば、何も出来ない赤ちゃんも「自分で動きたい!」って思って、這いずり回るようになって、今度は「2本足で歩きたい!」「言葉を話せるようになりたい!」みたいに、自分でなんでもやれるようになりたい、成長したいって本能的に思ってるわけです。
そう、本能的に成長したいと思うのが人生なんで、
今の仕事もやり始めた時は、成長していく自分にワクワクした側面もあったと思うんです。
しかし、ある程度慣れてしまって、給料も上がらない、特に考えなくても出来てしまう、
特にこの仕事を続けてても自信に繋がらない、となってくると成長を感じなくなるので、虚無感を感じてくるわけです。
だからあなたがやりたい仕事は、自分が成長出来そうな仕事、
もっと具体的に言うと
- 前より収入が最終的に増える(一時的に下がるのはOK)
- 前より自分に自信が持てる
- 前よりスキルが増える
- 前よりやってて楽しい、充足感がある
- 前より人に誇れる
こういう状態に最終的に成れそうな仕事をやってみると良いですね。
で、こういう状態って、やっぱり好きな仕事、やってて楽しい仕事ほどなれます。
だから「いいなぁ~羨ましいなぁ~」と感じる仕事をやるのです。
今は「そんな自分には無理だよ~」と感じると思います。
でも、実際にそうなってる人は、自分を信じて、自分が出来る事からやっているのです。
芸能人を目指す人だったら、とりあえずオーディションを受けてみる。
作家や漫画家を目指す人だったら、とりあえず書いてみる、とりあえずコンペに応募してみる。
Youtuberだったら、とりあえずビデオ作ってみる。とりあえずUPしてみる。
そう、今できる事をとにかくやってみて、1日1歩でも進歩し、続けていくうちに
「あ、気付いたら出来てた。成れてた。」ってなるんです。
とにかく1歩踏み出してみる事が大事です。
そして、じゃあ何をやればいいかというと、
- ずるいな~
- いいな~
- 羨ましいなぁ~
とあなたが思わず感じてしまうような仕事です。それがあなたが本当はなりたい姿なのです。
PS.
最初の理科の先生の話ですが、なんかアメリカドラマのBreaking Badを思い出しますね。
冴えない理科教師が、肺がん発覚と共に(悪い意味で)覚醒し、
その化学知識を使って麻薬製造を始めて荒稼ぎして、
自信に満ちた麻薬王になっていくドラマなのですが。。
Breaking Badの主人公のおっちゃんウォルターも本当は化学者になりたかったのです。
というか、もともと化学者として同じ化学者の恋人、友人と起業し、会社を設立したのですが、
裕福な産まれの2人に対して勝手に劣等感を感じて、勝手に自分はこの人達とは違う世界の人間なんだと感じて、勝手に逃げ出してしまうのです。そして理科教師になります。
本来なら、その化学者としての仕事を続けていれば、周りからも尊敬されて、羨ましがられて、大金も稼げてという夢のような未来が待っていたのですが、
現実はそうではなく、生徒からも馬鹿にされる冴えない教師で、
親戚や知人たちも全然尊敬してくれない、すごいと思ってくれない。。
オマケにお金もカツカツ。。
ああ嫌だな。。もうこんな生活嫌だな。。なんなんだろう俺の人生。。
そう、そこから彼は麻薬王に化けるわけですが(これは悪い方向に化けちゃったわけですが。。)
この主人公ウォルターも、本音では化学者として活躍したかったのです。
なのに、勝手な思い込み(被害妄想)や変なプライドが邪魔して、
そうなる事を自分に許可出来なかったのです。
本当は元の化学の会社に戻る事も出来たのに、
それは許可せず、でも麻薬密造は自分に許可できたので、
悪い方向に成り上がってしまったわけですね。
あなたはどうですか?自分が本当に望んでる事、
本当はこうなれれば一番良いと思う事に許可を出せていますか?
人生は自分に許可を出すか、出さないか、それだけで本当に劇的に変わります。